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ジェームス・スコットの生涯・思想・世界

7月19日(土)

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Chiyoda City

追悼研究会 日時:2025年7月19日(土)10時〜16時 会場:上智大学 10号館 301・ZOOM(ハイブリット形式) 参加申し込み:下記のQRコードから

ジェームス・スコットの生涯・思想・世界
ジェームス・スコットの生涯・思想・世界

日時・場所

2025年7月19日 10:00 – 16:00

Chiyoda City, 7-1 Kioichō, Chiyoda City, Tokyo 102-8554, Japan

イベントについて

 2024年7月19日、東南アジア研究の先駆者の一人であるジェームズ・スコット教授がコネチカット州ダーハムの自宅で永眠されました。スコット教授は、Williams Collegeで政治経済学を学んだのち、ビルマとフランスでギャップイヤーを過ごした後、Yale Universityで政治学を学びました。Ph.D.取得後に最初に赴任したUniversity of Wisconsin-Madisonで、農村社会の授業を教える傍らヴェトナム反戦運動に参加し、1976年にYale Universityに着任しました。Yale Universityでは、政治学部と人類学部の両学部に籍を置き、2022年に引退するまで、精力的に研究教育活動に取り組みました。


 スコット教授は既存のディシプリンの枠にとらわれない独自の研究フィールドを開拓し、東南アジア研究、政治学、

人類学、サバルタン研究、開発研究、政治生態学、歴史学などの分野に大きなインパクトを与えました。1991年には、スコット教授の代名詞とも言われる超学際的なAgrarian Studies Programを立ち上げ、ゲストスピーカーによる発表とそれに対するコメントからなるワークショップが毎週金曜日の慣例となりました。プログラムは、スコット教授のウィットに富んだ、ユーモアな人柄に惹きつけられるように、数多くの研究者、ポスドク、大学院生が集まるコミュニティへと成長しました。


 本ワークショップでは、スコット教授の圧倒的な独創力に満ちあふれた研究視点・方法・成果について、複数の分野から改めてその功績を認識するとともに、これからの重要な研究領域・課題を浮き彫りにします。


 代表的な著作に The Moral Economy of the Peasant (1976), Weapons of the Weak (1985), Domination and the Arts of Resistance (1990), Seeing Like a State (1998), The Art of Not being Governed (2009), Two Cheers for Anarchism (20120, Against the Grain (2017), and In Praise of Floods (2025)など多数。


プログラム


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